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急速に広まった在宅勤務・テレワーク体制への対応(4)

ほんぶん

先んずれば在宅勤務を制す

寄稿者:鈴木玄(GMOリサーチ・オペレーション部)

新型コロナウィルスの感染拡大やそれに伴う外出自粛要請によって、今まで当たり前だった働き方と仕事の進め方が大きく変化しています。GMOリサーチでは、在宅勤務という新たな働き方の中、これまで消費者へ対面で行っていたインタビューによる定性調査をオンライン上で完結するための新たなサービス「MO Insights byGMO」のプロジェクトチームを立ち上げました。

新型コロナウィルスの感染拡大が騒がれはじめ、国内で4例目となる感染者が確認された翌日の1月27日から、GMOリサーチを含むGMOインターネットグループはいち早く在宅勤務を開始しました。
遠方拠点のパートナー(従業員)と会議をするためにZoomなどのweb会議ツールを日常的に使用していたことや、年に1度の在宅勤務訓練を実施していたこともあり、比較的スムーズに在宅勤務体制へ移行することができました。また、早い段階で在宅勤務を開始していたため、在宅勤務中に生じた問題点を初期段階で洗い出し、対処法を考え実行する時間的なゆとりがあったことで、4ヶ月以上に渡る在宅勤務も問題なく継続することができたのではないかと考えています。

在宅勤務中のパートナー同士のコミュニケーションは、ChatworkやSlackなどのチャットツールを用いたテキストベースが中心となっています。これらのツールは在宅勤務開始以前から使用していたため、在宅勤務移行時もそこまで大きな障害とはなりませんでした。もちろんテキストだけではうまく伝わらない内容等もありますが、そうした場合には適宜Zoomなどのweb会議ツール、あるいは電話などを用いて意思の疎通をはかっていました。web会議ツール使用時にはできる限りビデオをオンにするというルールを設け、テキストだけではなく相手の顔を見ながらコミュニケーションをとることによって、在宅勤務をしていても孤独を感じずに作業ができたと思います。

プロジェクトのスクラムチームメンバーも多様で、在宅勤務下でのプロジェクトの立ち上がり段階では、チーム内でのコミュニケーションロスが発生する場面は度々ありました。しかし、在宅勤務が長期化するにつれ、様々なコミュニケーションツールを使いこなせるようになり、これまでとは違う自宅という環境の中でも次第にコミュニケーションをうまく取れるようになっていきました。そのおかげで、予定通りにサービスをリリースすることができたのではないかと思っています。
試行錯誤する中でオンラインでのコミュニケーションに関する知見も徐々に増え、現状のオンライン・インタビューでできることや課題についても見えてきました。今後もインターネットリサーチパネルやリサーチシステムを提供する企業ならではのノウハウを活かし、オンライン・インタビューを実施する皆さまを支援していきたいと考えています。
また、こうした社会の大きな変化の中で新たなモノを創造するという、貴重で有意義な時間を過ごすことができたと考えています。

 
2020.6.16掲載