刊行物等

平成14年度調査研究委員会報告書
「インターネット・マーケティング・リサーチおよび統計的抽出調査に関する調査」

タイトル: インターネット・マーケティング・リサーチおよび統計的抽出調査に関する調査
体裁: A4版 314ページ
発行日: 2003年7月25日
JMRA調査研究委員会
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調査会社から見ると、「インターネットMR」は調査クライアントからの期待が高く、新興インターネットMR専業会社が登場するなどしてその市場が徐々に形成されつつあり、今後の時代の要請に適うMRを行うために、大きな可能性を秘めた成長が望める分野である。 しかしその反面、調査手法としてはまだ未成熟で体系化されておらず、現場での試行錯誤や調査研究が行われている段階ともいえる。 そしてインターネットMRは本来のMRサービスが期待されるクオリティを確立されるのを待たずして、インターネットMR市場が周囲の期待に後押しされるようにして見切り発車的に形成されつつあるのが市場の現状であると考えられる。

もう一方のテーマである「統計的抽出法」については、具体的には住民基本台帳抽出による調査の現状について検討した。 こちらは従来のMR調査メニューの中では標本誤差の少ない最も統計的に信頼に足る抽出方法であると言われてきた。 しかし昨今の調査環境の悪化によって調査が実施しにくくなり、これに伴って非標本誤差が拡大してきた。 さらに住民基本台帳閲覧コストの上昇や、住民基本台帳閲覧の制約条件が厳しくなるなどといった環境変化や、調査クライアントのスピーディーな要求に手間のかかる住民基本台帳抽出用調査が答えられなくなるなどして、その結果いくら厳密に住民基本台帳からサンプル抽出を行ったとしてもコストやクライアントニーズに見合う調査が実施できなくなってきた。 今回の調査研究を通じても住民基本台帳集出調査を実施する調査会社やそれを利用する調査クライアントは少数派であるといった結果が散見されている。 つまりMRのサービスとしての統計的品質を保つための旗振り役を担ってきた住民基本台帳抽出調査は危機に直面している。

調査研究委員会ではこのMR業界の新旧2つの課題と向き合い、現状を多角的な視点からその全貌を把握することで今後のMRのあり方を見出す材料を得るために、両テーマで分科会を設置し調査内容を吟味した。

(報告書 「2.1課題の整理と進め方」より)


構成

第1章 はじめに
第2章 調査の進め方について
第3章 調査結果の分析と提言
3.1 インターネットリサーチに関する分析と考察
3.2 従来型統計的抽出法についての課題
3.3 補足:一般生活者調査の調査協力行動/意識について
3.4 提言~JMRAとして今後取り組むべき課題
第4章 一般生活者調査
第5章 インターネットMRに関するクライアント調査
第6章 統計的抽出法に関するクライアント調査
第7章 インターネットリサーチに関する調査会社調査
第8章 統計的抽出法に関するJMRA会員社調査
第9章 自治体調査
参考資料:調査票