ズームアップ！ わが社のリサーチャー

自分がいつからデータサイエンティストなのか？と言われると難しいですね。大学院でマーケティング・サイエンスを研究していて、入社した当初は統計に詳しいリサーチャーという立ち位置でした。その後は当社のシンジケートデータやクライアントデータのモデリング業務に携わり、現在ではメディア接触ログなどのログデータも扱うようになりました。

入社当初、多変量解析を用いた分析結果をクライアントに説明しても、まったく理解・共感が得られないことがよくありました。いくら深い分析をしても、クライアントに理解されなければ０点ですね。
あとは、予測精度が高くなるという理由で機械学習を使用して、結果の解釈ができず、まったく使い物にならないという経験が何度かあります。
マーケティング・リサーチでは、なるべくシンプルな手法を使う方が良いように思います。

そもそも自分はデータサイエンティストなのか？という疑問がありますが、敢えて挙げるとすればデータサイエンス的なことなら何でもできると思われがちなことです。実は、自信を持って使えるデータサイエンスのツールや技法はそんなに多くありません。少数のものをいろんな場面で使いまわしています。

通勤時間が実は大変貴重だったことに気づきました。在宅勤務になったことで、インプットの時間、じっくり考える時間が逆に減ってしまいました。改善しないといけないと思っています。

電気自動車、遠隔医療、仮想通貨の行く末はとても気になります。