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国際潮流シリーズ第1弾:変貌を続けるGlobal Top-50
● 新セグメントの成長が続くトップランキング-日本のウエイトは縮小

ESOMAR GMR日本アンバサダー 一ノ瀬裕幸


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ESOMARのGlobal Market Report 2023の発行に先駆けて、8月に速報版として” Global Top-50 ”が公表されました。近年の傾向と同様に、既存の調査会社以外のセグメント企業の高い成長が続いています。日本からは2社がランクインしましたが、円安ドル高の影響もあって順位を落としています。
(注:GMRの正式版は9月10日に発表済み。次月以降に解説していきます)。
スペースの関係で、下表は上位25位まで(+日本勢)を抜粋しています。全体は原文(英文)資料をダウンロードして参照ください。

原文(7.8MB)はこちら(外部サイト:ESOMAR)

機械翻訳版(1.6MB)はこちら

本文2

上表を眺めていただくだけでわかるように、確立された(=伝統的な)市場調査領域の企業は成長率がマイナスか、よくても1桁にとどまっています。対して新セグメントの企業は、その多くが2桁の成長を遂げ、中には30%台というところも見られます。これらはインサイト産業が全体として、M&Aを含めてまだまだ多くの投資を呼び込んでいることに裏付けられています。こうした波に乗れるのか、あるいは飲み込まれるのか、日本だけが無縁でいられるとは思えません(折しも9月6日に、インテージがNTTグループ入りすることが公表されました)。今後も当分の間、世界の動向を注視していきたいと思います。

国際潮流シリーズは、次月以降も以下のテーマで連載予定です。お楽しみに。

  • ESOMAR GMR 2023レポートから
  • APRC 2023 in Mongolia(ウランバートル)
  • ESOMAR APAC 2023(シンガポール)

以上

掲載日

2023年9月19日掲載