本文へスキップします。

フリーワード検索 検索

【全】ヘッタリンク
【全・SP】バーガーリンク
H1

会長メッセージ

あいさつ

2024年度の活動方針

2024年5月29日
一般社団法人 日本マーケティング・リサーチ協会
会長 五十嵐 幹


世界経済の見通し: 2024年度の世界経済は、IMFの予測によると、成長率は3.1%から3.2%と見込まれています。インフレ率は徐々に鈍化し、2024年には5.8%、2025年には4.4%に落ち着くと予測されています。政治的には、アメリカ大統領選挙やウクライナ、イスラエルの紛争など、地政学的リスクや貿易政策の変化が経済に大きな影響を与える可能性があるため、変動の大きい一年になると予想されます。

テクノロジーの進展: AIは、インターネットの登場以降、大きな転換点を迎え、データの収集と処理の容易さがその発展を加速させました。生成AIの出現により、AIはさらに進化し、テキスト、画像、動画などのコンテンツを自動生成する能力を持つようになりました。これにより、AIは社会の仕組みや制度に対して新たな選択肢を提供し、イノベーションの新たな源泉となっています。マーケティング・リサーチ産業においても、生成AIを用いた消費者ニーズの迅速な把握やトレンド予測、業務の効率化や新しいサービスの開発に貢献しています。

マーケティング・リサーチ産業の展望: マーケティング・リサーチ産業は、インサイト産業への概念拡張や新しいテクノロジーの導入など、多くの課題を抱えていますが、これらの課題を解決することで、より活躍する領域を広げる可能性を秘めています。業界のオープン化を推進することが重要であり、JMRAは以下の方法論を通じてオープン化を図ります。

  1. インバウンド・オープンイノベーション: 外部からのアイデアや技術を積極的に取り入れ、新製品やサービスの開発を加速します。
  2. アウトバウンド・オープンイノベーション: 自社の未活用技術や知識を外部に提供し、新たなビジネスチャンスを創出します。
  3. 他業界企業や研究機関との協業・連携: 共同でイノベーションを推進します。
  4. JMRA自体のオープン化: JMRAをよりオープン化された業界団体として概念拡張を行います。
  5. 加盟各社と所属するメンバーの参加促進: より自由に参加し、議論し、お互いが学べる環境を整えます。 これらの取り組みを積極的に検討し、新たな取り組みを一つでも多く実施することを目指します。

2024年度のスローガン: 「オープンマインドを通じて新しいことを選択しよう」

重要活動方針:

  • 会員社、会員企業従事者及び他業界が参加・協力しやすいオープン化された業界への進化を図ります。
  • 会員各社の様々な取り組みをオープンイノベーションとして集約し、業界発展のための協力推進を行います。
  • 協会発足50周年に向けて、過去の活動の整理と未来に向けての検討を行います。

以上