「リサーチャーのDX対応推進」ウェビナー 開催報告
ー経産省「デジタルスキル標準」がリサーチャーに求めるリスキリングとは
キャリアアップ委員会
2月22日、JMRAキャリアアップ委員会では「リサーチャーのDX対応推進」をテーマにしたウェビナーを実施しました。DXやAIがトレンドワードになって久しく、市場調査業界でもChatGPTなどのAIツール活用に期待が寄せられ、同時にクライアント企業のDX対応も求められていますが、「どこから手をつけてよいのかわからない?」という方々も一定程度おられるのではないでしょうか。JMRAでは、昨年末に経済産業省から示された「デジタルスキル標準」を参考に、新しいリサーチャー像の構想と、それを実現するための教育研修の場づくりを検討しています。
今回のウェビナーでは、キャリアアップ委員会を代表して以下の三氏より、課題提起と事例紹介を行わせていただきました。
- リサーチャー視点からみる「デジタルスキル」のポイント
佐々木宏氏(立教大学経営学部教授)
- メーカーとリサーチ会社双方から見たリサーチへのAI活用のヒント
本瀬丈士氏(ライオン株式会社)
- リサーチ実務とITスキル/AI活用〜身近な作業の効率化・確実性向上から始める事例
佐藤哲也氏(株式会社アンド・ディ)
参加された方々の感想として、「リサーチ業界のDXの概観を俯瞰でき、先端事例の紹介と現場の改善にエンジニアリングがどのように貢献するかを把握できるよい機会だった」、「クライアント社内でのAI活用の現状に驚いた」、「新しいリサーチの世界が見えてきた」といった声が寄せられました。
キャリアアップ委員会では2023年度、従来の講座に加えてDX/リスキリングをテーマにした新しい講座を開講します。今回のウェビナーでのアンケートに寄せられた研修テーマへの要望(下図)を参考に、年度内に5~6回の開催を目指しています。

第一弾は、「GPTモデルの衝撃 – 変わるリサーチ業務 (ChatGPTはリサーチ業務をどう変えるのか?)」と題して、6月7日(水)14:00~16:00に実施します。どうぞご期待ください。
(今後も引き続き、研修テーマへのご要望を募集していきます)。
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2023.3.22掲載