AI・イノベーションセミナー第6回
「Python in Excel」で変わるリサーチ実務(事前準備編)

リサーチ・イノベーション委員会
2024年9月にExcel上でPythonコードが実行される「Python in Excel」機能が一般公開(GA:General Availability版)されました。Pythonはデータサイエンス分野やAIの実現に不可欠なプログラミング言語です。そのPythonがリサーチ実務の中心的な存在であるExcelの世界とシームレスに繋がったことで、そのインパクトはかなり大きいといえます。使い方次第でリサーチ実務におけるデータ処理作業の生産性向上につながることは間違いありません。
しかし、「Python in Excel」を有効に使いこなすためには、Pythonに関する基礎知識や基本的なデータ処理方法、モダンExcelと言われ、近年進化しているExcelの機能を併用することも求められます。リサーチャー/データサイエンティストが身につけるべきリテラシーも多岐にわたるという点で、リスキリングの大きなテーマになります。
そこで、AI・イノベーションセミナーではPython in Excelをテーマにしたシリーズを2回に分けて実施(第6回、第7回)いたします。
初回(通算第6回)は「事前準備編」として、Python in Excelの概要を理解するための基礎知識(Pythonとはどのようなものか、Pythonでできること、およびモダンExcelの技術)を中心に解説いたします。ふだんPythonやExcelを使いこなしていない方にも、わかりやすい内容となっています。
年明けの1月23日に予定している2回目(第7回)では、集計やデータ可視化に代表されるリサーチ実務の局面でPython in Excelがどのように活用可能なのか、実例を通じてその可能性を検討いたします。Python in Excelができること、向いていることについても解説いたしますので、現場のリサーチャーのみならず、業務・リテラシー開発設計を行う管理者向けにもおすすめの内容です。
イベント内容
<本シリーズ第1回目(12/12)>
Python in Excelを理解する前提としてのPython,モダンExcelについて解説します。一切事前知識がない方にもわかりやすい内容となっております。
- Pythonを手元で動作させる環境
- オブジェクト指向言語とは
- 基本的な処理構造(if, for, while等)
- 2次元データ処理を行うpandasライブラリについて
- データ可視化を行うmatplotlib/seaboanライブラリについて
- PowerQuery/PowerPivotなどのモダンExcel機能について
- Python in Excelが使える環境について
<予告:本シリーズ第2回目(1/23)>
Python in Excelの実務における活用法を中心に解説します。
- Python in Excelのできること・できないこと
- Python in Excelを支える基礎技術・利用環境・利用可能なライブラリ
- Python in Excelのセキュリティ
- Python in Excelが向く人・向かない業務
- リサーチ実務における活用ポイント
- ローデータのクリーニング業務に適用した場合
- 集計表作成・複雑な集計(ウェイトバック集計等)
- Pythonによるチャート作成
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