公的統計基盤整備委員会主催ウェビナー 第1回
「シンセティック(合成)データの概要と調査業務・公的統計へ応用」
公的統計基盤整備委員会
2024年度最初の主催講演は、「Synthetic Data(合成データ)の概要と調査業務・公的統計への応用」と題し、立正大学データサイエンス学部の高部勲教授をゲストスピーカーにお迎えしました。
高部氏は、公的統計の分野でミクロデータ(調査票データ)の利用が進む中、合成データを活用することの重要性とそのメリットを詳しく説明されました。
合成データの利用により、ミクロデータをより安全かつ効率的に活用できる点を強調し、具体例を交えながらその仕組みを解説しました。
また、実際の調査を基にした合成データの試作と、それを実際の調査データと比較した分析結果を紹介し、具体的な応用方法とその効果について深く理解することができました。
さらに、今後の合成データの可能性とその将来性についても熱心に語られました。
本講演は、合成データの活用に関する理解を深める絶好の機会となり、多くの質問が寄せられるなど参加者の関心の高さが伺えました。
この講演を通じて、公的統計への取り組みに対する新たな視点と意欲を得ることができ、今後の業務にも大いに役立つ内容となりました。
2025.4.15掲載