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ビッグデータ分析への挑戦で、リサーチが真の「課題解決業」となるために ◆ビッグデータの時代に日本の市場調査業界は? 最初に、一ノ瀬氏より今回のセミナーの背景と狙いについて説明がありました。 それは、ビッグデータやAIの話題がもてはやされ、さらにはESOMARやISOでもデータ分析まで視野に入れた内容改訂が行われているときに、日本の市場調査業界はどうしたらいいのかを考える契機にしたいというものでした。 多くの人がすでに理解しているように、いまは量も種類も多様なデータが企業に集まり、そのデータを活用してビジネスを行っていくことが必要になっています。そのような中で、さまざまなデータサイエンス企業が成長を果たし、海外の市場調査会社も対応を進める中、ビッグデータ活用のビジネスパートナーとして日本の市場調査業界が選択肢に入っているだろうか、というのが問題意識であったと言います。 そこで以下では、市場調査業界がビッグデータ活用のパートナーとなるにはどうしたらよいのか、セミナーの内容をふまえながら考えていきます。 ◆データ分析のポイントは「課題に対するデータ収集と分析を設計できること」 基調講演として、ブレインパッド(リンクhttps://www.brainpad.co.jp/)の草野氏よりデータサイエンス事業を始めるに至った経緯とビッグデータ領域の現況、そして市場調査機関の可能性について話がありました。 同社の設立は2004年ですが、「企業に増え続ける大量データを活用した、適切な意思決定の支援を事業化していこう」というのが創業時に考えた方向性であり、つぎの2つをビジネスの基本にしたと言います。
++執筆者紹介+++ 鈴木敦詞(りんく考房) マーケティングエージェンシー、リサーチ会社を経て独立しフリーランスとして活動。マーケティングおよびリサーチに関する業務支援や研修を主に行う。 またblog/Facebook「マーケティングリサーチの寺子屋」を通じての情報発信や執筆活動、大学非常勤講師も勤める。 ++++++++++++ ◎メールマガジン購読ご希望の方は、 こちら 。 >戻る