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しりょう

「マハラノビス研究会報告」&「データ解析担当者交流会」開催報告 ー(7/28実施)

リサーチ・イノベーション委員会


リサーチ・イノベーション委員会が2022年度に取り組んだ「マハラノビス研究会」の成果報告会兼「データ解析担当者交流会」を実施しました。
研究会代表者の朝野熙彦氏が趣旨と活動内容を振り返ったのち、リサーチ・イノベーション委員会委員長の梅山貴彦氏より、従来の非階層クラスター分析の問題点を改良する手法が紹介されました。報告会終了後は会場を交流会形式に切替え、研究会メンバーと参加者との間でさまざまな意見・質問等を交わす場となりました。日ごろヨコのつながりに乏しい集計・解析担当の皆さんにとって、貴重な機会になったことと思います。

「マハラノビスの汎距離」は主に品質管理工学分野で発展し、多変量解析手法への応用を通じて市場調査分野にも深く影響を及ぼしています。「枯れた」領域と思われている方も少なくないと思われますが、この研究会を通じて(実際には)さまざまな問題を抱えていることがわかりました。特に従来の非階層クラスター分析の信頼性に影響することから、精度を改良するための「K-means Umeyama法」が提起・紹介されました。既に普及しているソフトウェアを直ちに否定するものではありませんが、(商品化を含めて)ご興味のある方は事務局宛にご一報ください。

今回は会場参加者22名(+オンライン参加者4名)のうち、JMRA非会員(一般)の方が半数以上を占めました。今後、会員社の集計・データ解析担当の皆さんがより気軽に参加し、交流できる場に発展させていきたいと考えています。
2023年度は『データサイエンスのマーケティングへの活用研究(仮)』をテーマに、引き続きプロジェクト型の「データサイエンス研究会(仮)」を発足させる予定です。研究メンバー(若干名)も公募予定ですので、関心のある方はぜひご検討ください。


マハラノビス研究会の報告書は =>こちら 

2023.8.22掲載