西日本コレボレーション研究会 周年イベント
開催レポート
西日本コレボレーション研究会
周年イベント班

2024年11月15日に、西日本コラボレーション研究会で年に一度実施している「周年イベント」を開催しました。昨年同様、本年もリアルとオンラインのハイブリッド形式で行い、西日本コラボレーション研究会恒例の外部ゲストをお招きしての講演会には、リアル参加13名、オンライン参加11名の計24名にご参加いただきました。
当日は、ご講演と懇親会の二部制で実施しました。 今年は、東京にてシリーズでAI・イノベーションセミナーを開講されている、(株)アンド・ディ代表取締役社長の佐藤哲也様をゲストとして大阪までお越しいただきました。
佐藤様は日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)の理事でもいらっしゃいますので、ご講演は来年で50周年を迎えるJMRAの歴史と、この50年におけるメディアの進化からスタートしました。米国大統領選挙でのトランプ大勝利がなぜ起こったのかを糸口に、リサーチの社会的意義や次世代に向けたリサーチ産業のビジョンという問題提起をされ、その内容に受講中のメンバー全員が大いに考えさせられ、会場には真剣な空気が漂いました。そして、ご講演は本題の「AIとマーケティングリサーチ」へと進みました。
ここでは、将棋AIの世界で起こっている事例を皮切りに、生成AI、特にChatGPTから進化して一昨年の秋に登場したとされるLLM(大規模言語モデル)がマーケティング・リサーチの世界にもたらしている役割、そしてその一方での課題についてお話しされました。 倫理の問題や、LLM化してはいけない領域があること、その活用には十分に留意すべきだという指摘には、受講していたリサーチャー全員がドキッ!としていたことと思います。
講演終了後は場所を移動して懇親会を開催しました(12名参加)。 懇親会には講師の佐藤様にもご参加いただき、東京へお帰りになられるというギリギリまで、ご歓談の時間をいただきました。 折しも、その週末は、SNS によって何がホントなのか?という判断が問われたと、関西では大いに話題にもなっていた兵庫県知事選でしたので、佐藤様のご指摘は凄いなあ!と、関心しきりの週末となりました。
毎年恒例の周年イベントですが、来年は協会の50周年という節目でもありますので、引き続き開催を予定しています。ぜひお楽しみにお待ちいただければ幸いです。最後に、今回ご講演いただいた佐藤様、並びにご参加いただいた西日本コラボレーション研究会及びJMRA会員の皆さまに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

2024.11.22