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急速に広まった在宅勤務・テレワーク体制への対応(1)

ほんぶん

「Zoom」って何?からのスタート

寄稿者:三番町のリサーチャー

新型コロナウイルス感染症が蔓延する中、在宅勤務への移行の中で各社が取り入れたのは、Zoomをはじめ、Microsoft Teams、Google hangout、join.me等のTV会議システムではないでしょうか?
最初は「Zoom」と聞いて「何を拡大するのかな?」と思った方も多いと思いますが、今では誰もが聞いたことがあるのではないでしょうか。言葉の急上昇ランキングでも「在宅勤務」とともに上位に位置づけられるのではないかと…。

さて、その「TV会議」ですが、上記のように様々なアプリが使われているようです。
一部のアプリでは、ハッキングなどの被害も報告されていますが、無償で利用できるものが多く、またミーティングを実施するだけであれば、ほぼ無償の機能で十分であり、桁違いの利用者数の増加を記録しているようです。
この「TV会議」、個人的には利用への道のりが厳しかったのも事実です。繋がらない、参加できないから始まり、音声が聞こえない、雑音で聞き取れない、資料が共有できない、共有の仕方がわからない、途中で落ちるなどなど様々なことが起きます。参加メンバーに迷惑を掛けながら、また共に成長を感じながら(大袈裟ですが)の時間が必要で、これからも不可欠だと思います。

こういった経験をすることで、Face to Faceと同じとまではいかないものの、モデレートする側もコツを覚え、発言者もお行儀良くなり、スムーズに進行するようにはなっています。
一方で、整然と意見を発表し合うということで、議論になりにくいようにも感じています。
さらなる「TV会議」でのスキル向上も必要そうです。

スキル向上のためには、仕事以外での利用も必要でしょう。実際の「TV会議」では、様々な機能にチャレンジすること、また様々なアプリを試すことは難しいと言わざるを得ません。そこで、ニュース等でも取り上げられている「オンライン飲み会」(「TV会議」を使った飲み会)などはどうでしょうか。ごく一部の人の話と思っていましたが、最近は周りの知人数人からも実施報告があるなど、だいぶ身近なものとなってきています。
リアルの飲み会とは、また違ったコミュニティーも生まれそうですので、在宅勤務を機にチャレンジしてみるのも面白いのではないかと思います。

物理的かつ心理的準備不足での在宅勤務へのシフトは、ネガティブ面が強調されることもありますが、可能性の広がりをポジティブに捉え、それを共有していくことで、この難局を乗り切っていきましょう。

2020.4.17掲載