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2022年を振り返って

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執筆:橋本 和彦(ウェブ・メルマガ委員会担当理事)


2022年も間もなく終わろうとしています。

2020年から続く新型コロナウイルス感染への対応も、自粛からwithコロナのステージへと変化してきています。コロナ基点に大きく変わった生活やビジネススタイルに順応させながら、さらなる感染拡大を抑えていくことも日常化してきたのではないでしょうか。
マーケティングリサーチにおいても、リサーチのスタイルやデータ収集方法もコロナ禍で大きく変動してきました。デジタル技術の進化も加速し、様々なデータが生成され続けます。だからこそ、透明性と信頼性が調査自体やその結果に求められます。

非公正な「No.1 調査」の実態がクローズアップされました。
実態を正確に捉えて正しく表現していく、というマーケティングリサーチの基本概念。
大量なデータが容易に生成されるようになったからこそ、その重要度に変わりがないことを確認できた1年であったと考えます。

 

さて、11月後半からはW杯による盛り上がりをみせています。
日本代表がドイツ・スペインといった優勝経験国を破り、予選をTOPで通過したことのインパクトは、世界中に拡がっていきました。
新型コロナの影響で、色々と自粛した生活の中、2021年の東京オリンピック・パラリンピックも競技場やパプリックでの観戦が制限されていた中での開催でしたが、放送を通じて競技会場での応援はやはりいいものです。日本においては、スポーツバーでの声を出しての観戦や渋谷の街での盛り上がり光景を久々に目にしました。(マナーを持った騒ぎであることは必要です!)
スポーツが人々を元気にする、スポーツの感動はみんなで体感するからこそ楽しいのだ!などといったスポーツが持つチカラをコロナ禍の生活を経験したからこそ、より強く感じた方も多かったのではないでしょうか。

そして、日本×スペインでの2点目のシーン。三笘選手のライン際のプレーの判定が話題となりました。VARによる新たなジャッジによる結果の可視化は、正確性に加えて、透明性をもたらします。その蓄積が信頼性を形成してものと考えられます。
テクノロジー進化を柔軟に取り入れ精度を高める。そして変わらぬ理念を実現させていく。
このことは、今後のマーケティングリサーチにおいても共通できる概念をみたようにも感じました。(少し強引な接点づくりかもしれませんが・・・)

2023年も引き続き、変化する環境下でのマーケティングリサーチの今後の進化と価値の創造、社会的役割の強化を、共に進めていけたらと思います。

掲載日:2022年12月20日