(1)御社とご担当者様(イニシャル可)について教えてください
当社は1970年に設立して以来、日経グループの信頼とそのネットワークに裏打ちされた付加価値の高い調査やデータ提供を行ってきました。「気づきの力で世界を動かす」というミッションの下、企業や社会を変え、世界の持続的で豊かな成長を支えることをゴールに掲げて日々進化し続けています。
私は、日経リサーチソリューション本部でマネージャーをしています。ソリューション本部は、一般企業を中心としたクライアントを相手として、課題解決に取り組む組織です。ここでは、幹部層で組織された教育コミッティと、若手向け教育の実務を行う教育チームで、部員の教育育成を担っており、私はこの両方に属して、人材育成の推進に当たっています。社内のメンバーが講師を務める独自メニューを用意するほか、JMRAなど外部の研修も活用しています。
(2)御社ではこれまでどのような講座を受講されていますか
定性調査のための講座、単発で受講できる講座を利用しています。スキルに焦点を当て、コスト効率のよい講座を選んで受講を勧めています。
直近は以下の講座を受講しました。
・「定性調査がわかる基礎講座」
・「著者が語るシリーズ2023」(2023年全4回)
・レイ・ポインター氏のAI講座「リサーチにおける生成系AIの活用法_基礎編・定性活用編」(2024.05.08)
・AI・イノベーションセミナー(第1回~4回)
(3)JMRAのリサーチャー育成講座はどのように活用されていますか
JMRAの講座を含む外部研修は、社内に適切な講師がいない時や、幅広い知識を体系的に学ぶために利用しています。外部の専門知識を取り入れることが重要だと考えており、個々人の目標に合わせてマネージャーがスキルアップの提案をしています。
(4)社内ではどのように周知をしていますか
社内での告知には主にイントラネットを利用しており、Qastなどのナレッジシェアツールも活用しています。HR委員会を設置し、人事部門を通じてセミナー情報を共有しています。各部署のリーダーが推奨する研修には、直接声かけやSlackでの案内を行っています。若手社員には、まず社内研修を受講してもらい、先輩からの指導を受けながら成長してもらっています。
(5)これまで受講された社員の方のご感想やご希望を教えてください
「定性調査がわかる基礎講座」(入社3年目で受講、主に新聞掲載調査担当)
定性調査基礎講座の受講後の感想
応用と成果: 最近、定性調査の基礎講座を受講しました。その成果は、実際の顧客インタビューで早速実感することができました。同じ顧客に対して類似の商材でインタビューを実施した際、以前よりもインタビューフローの理解が深まり、オペレーション中にインタビューの進行がスムーズかどうかを明確に判断できるようになりました。これにより、顧客との対話においても自信を持って臨むことができ、顧客からも好評をいただきました。
改善の提案: 講座には大変満足していますが、一点、さらなる改善を望むとすれば、インタビューの企画から報告に至るプロセスにおいて、よくあるトラブル事例とその対処方法に関する具体的な話があれば、より実践的で参考になると感じました。守秘義務の関係で難しいかもしれませんが、リアルなケーススタディを学ぶことは、私たちのスキル向上に大いに役立つでしょう。
(6)研修・教育担当者からみたJMRAメルマガのおすすめワンポイント
当社ではJMRAのメルマガの認知はまだまだの状況です。部会などでも、メルマガや協会の取り組み内容を知ってもらえるように、紹介をしています。業界動向やセミナー情報が一括で確認できるので、とてもありがたい内容ではないでしょうか。
インタビューにご協力いただきまして、ありがとうございました。

掲載日:2025.03.18