インターネット調査品質委員会 岸田 典子
インターネット調査は、協力モニターの確保と維持、アクティブ率の低下に苦戦する状況が続いています。
インターネット調査品質委員会は、この課題を深く理解し、解決の方向性を探り、業界のみなさんと共に考える機会とするために、インターネット調査についてのグループインタビューを実施しレポートにまとめました。
この調査では、新規モニター獲得やインターネット調査協力の阻害要因を理解するために、普段インターネット調査に縁のない一般の人を機縁でリクルートし、インターネット調査を体験してもらうことにより、回答者のストレスの大きさや回答への影響を明らかにしています。
また、世代差、特に若年層の特徴に注目するために、団塊の世代、団塊ジュニアから平成生まれの20代社会人、大学生、高校生まで幅広く5つの世代を対象としました。将来のモニター層である若年層の価値観やデジタルライフに学び、未来に向けて変えるべきことを提起しています。
「あの作業はやっぱり苦痛なので、やりたいと思わない」、インターネット調査を体験してもらった20代の非インターネット調査モニターの方の声です。レポートにはこのような生声をたくさん掲載しています。ぜひ多くの皆様に、耳を傾けていただき、この問題について話し合う機会をもっていただきたいと思います。

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