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さぶたいとる

事例紹介
株式会社マーケティング・リサーチ・サービス

ないよう

コロナの状況下でも、市場調査を依頼されるクライアントの要望に応えるべく、対象者の安全を確保しながら市場調査を行っております。
市場調査会社は具体的にどのような対策をとっているのか、その現状をお伺いしました。


―御社の特徴について教えてください

1959年11月に設立、今年で創立62年目を迎えた調査会社です。創業よりお客様と生活者の架け橋という企業理念を掲げ、テーマ・手法を問わず定性調査から定量調査まで幅広く調査を実施しております。また1978年より40年以上継続している食卓調査では、日本の食卓の時系列変化を分析し、食に関連する企業の商品開発や経営計画のサポートをしております。


―クライアントからどのような調査の要望がありますか

コロナ下ではCLTの代替としてオンライン調査やHUTなどにスイッチしておりましたが、やはり試飲・試食・PKG・CM調査など(食べる・飲む・見る・触る)は同じ環境下で評価しないと回答の継続性が安定しないと相談されることが増えています(調査結果を今までと同じ指標では測れない)。調査を同じ環境下で実施する大切さが見直されてきているように感じます。口に入れるものは温度や食べるタイミングの難しさがあり、見る・触れるものは表示するPCやタブレットのスペックや画質により別ものに見えてしまうことがあります。そのため、このような調査では無理に手法を変えるのではなく、通常実施する会場の2~3倍広い大きな会場(三密回避)でのCLT実施を推奨しております。


―(調査を受ける)対象者は、コロナ禍によって大きな変化はありましたか?

コロナ禍で敏感になっている方はもちろんいますが、調査会場のコロナ対策を見て、逆に「きちんと対策をしているので安心」というご意見をいただくことが多々あります。昨年1回目の緊急事態発出時には、まだまだ検温・消毒・マスク着用・飛沫対策のアクリル板の設置など見慣れない光景に戸惑ったというご意見もありましたが、現在ではそのような感染対策は日常行う習慣として浸透しており、対象者にはご理解いただいた上で参加していただいております。


―対象者・クライアントの見学者、御社社員の皆様への感染予防対策は?

弊社ではスタッフ、対象者の体調管理・確認はもちろんの事、手法ごとに最適な感染対策を行っております。今回は3つの手法についてご案内させていただきます。

・来場型会場調査
受付の前に非接触の自動噴射式アルコールで手指消毒、検温、体調の確認を行います。アクリル板を設置し、感染対策を徹底しております。
調査員はマスクに加えてフェイスシールドを着用、記入席は三方向カバーできるアクリル板を設置しております。滞留人数を制限するために席数を減らし、席ごとの間隔を広めることで感染対策を徹底しております。

・来場型定性調査
来場時の手順は会場調査と同様の感染対策を実施。インタビュールーム内は三方向アクリル板を設置しております。開催人数を通常の約半分(3~4名)に減らし、対象者間の間隔を広めることで感染対策を徹底しております。


・訪問型調査
対象者宅到着時にアルコールで手指消毒を実施。調査員はマスクに加えてフェイスシールドを着用しております。訪問型調査ではアクリル板などの衝立を設置することが出来ないため、適度な距離感を保って感染対策を徹底しております。


―最後に、今後の見通しをお聞かせください

対象者に会場に足を運んでいただくCLTは、定量調査の中でもダイレクトに情報収集ができる非常に重要な手法の一つだと考えております。ワクチンの早期浸透が待ち望まれておりますが、収束後も感染予防策が新たなスタンダードになると考えております。今後も常に安心・安定した調査が実施できるよう、私たちは全力で努めていく所存です。


―ご協力、ありがとうございました。

本記事の作成にあたっては、取材先の株式会社マーケティング・リサーチ・サービスに多大なご協力をいただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
なお、取材班も、適切な感染症予防対策を行っております。

(掲載:2021年3月15日)