ESOMAR Connect Japan 2025 ”RENEWAL”(6/10)開催報告
ESOMAR GMR日本アンバサダー 一ノ瀬裕幸
今年のESOMAR Connectイベントは、”RENEWAL”を統一テーマにアジア各国を巡回して開催されています。日本では6月10日(火)にGMO Yours・フクラス(渋谷)をお借りし(GMOインターネットグループ提供)、会場(リアル)に150名超、オンラインで250名超が参加されました。今回は国内から3件、海外から2件の登壇を通じ、主として生成AIを活用した最新の市場調査・データ活用事例をご紹介いただいたほか、ESOMARの新会長に就任されたAnne-Sophie Damelincourt氏からもビデオメッセージをいただきました。
情報交流会では登壇者が引っ張りだこで、新たなコラボレーションの機会と可能性が広がっていたと思います。
■ AIをフル活用し、AI情報満載なイベントに
当日は、主催者を代表してESOMAR Japan代表の細川慎一氏と、五十嵐 幹JMRA会長の挨拶からスタートしました。プログラムの内容は下記の通りです。
1.日本発、世界へ:AIで拡張する定性リサーチ
Bolt Insight Ltd. Client Partner APAC, Robert Purss氏
Head of APAC, Lester Sualog氏
2.ブランドパワーを活用したマーケティング戦略の策定
株式会社Brandism 代表取締役 木村 元氏
3.定量調査における生成AIを活用した価値創出
株式会社Quest Research 定量調査プロダクト責任者 田中紘稀氏
<ビデオメッセージ>
ESOMAR会長 Anne-Sophie Damelincourt氏
4.行動観察とデプスインタビューAIが可能にした新しいインサイト収集
ヴィアゲート株式会社 代表取締役CEO 下崎守朗氏
5.グローバル市場調査の今とこれから― 2025年以降のインサイトとは
ESOMAR前会長 Ray Poynter氏
また、プレゼン資料には英語版と日本語版を用意したほか、AIによる「英語 ⇔ 日本語」の同時翻訳機能を用いて、プロジェクターの下部にそれぞれの字幕を表示しました(さすがに「同時」とはいかず、多少のタイムラグはありましたが)。言葉の壁が完全に取り払われる日も、そう遠くはないであろうことを示せたのではないかと思います。
それぞれの発表内容から、1年前と比べて生成AIの活用は格段の進歩を遂げており、インタビューや行動観察など従来の手法と組み合わせた ① いっそうの自動化、② ナレッジの蓄積、③ 新たなインプット(「推定された」興味・関心度等)の導入などが進展していることがわかりました。もはや「様子見」をしている時間はなく、「とにかく使ってみて、次をどうするか?」を常に考え続けていく必要があると痛感させられました。
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情報交流会は、John Smurthwaite氏(ESOMAR アジア・アンバサダー)の乾杯挨拶から始まり、参加者がお互いにすれ違うことも大変なほどの賑やかさの中で懇談が長く続きました。
参加された方からは、「講演内容も勉強になったが、こうした交流の中で思いがけない発見やアイデアにつながる示唆を得られた。やっぱりリアルな会合はいいですね」といった感想をお聞きすることできました。
■ 来年5月には久々のESOMAR APACが東京へ!
来年(2026年)の5月には、4~500名規模のイベントとなるESOMAR APAC(at. ヒルトン東京 お台場)が日本にやってくる予定です。繁忙期が過ぎた頃の、ちょうどよいタイミングかと思います。日本からも多数の発表者を募集したいと考えています(詳細なご案内は後日となります)。ご期待ください!
以上
2025.7.15掲載