執筆：橋本 和彦（ウェブ・メルマガ委員会担当理事)
2023年も残すところあと僅かとなりました。メルマガ読者の皆様は、どのような１年となりましたでしょうか？
今年はスポーツが、各競技のワールドカップ等世界大会で大いに賑わった年といえるように思います。
３月の第5回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）における侍ジャパンの活躍は今でも鮮明に蘇ってきます。年末にまた特別番組で振り返ることができるようですが、日本を代表して試合をしていく姿に多くの感動をいただきました。
その後、サッカー女子、バスケットボール、ラグビーもそれぞれW杯が開催され、各競技そのものや選手の新たな魅力を見出された方も多かったのではないでしょうか。
やはり、スポーツは多くの感動を与えます。コロナ禍で続いた閉塞感を、気持ち面で打開してくれた印象を持ちます。自宅近所のスポーツバーも久々に盛り上がっていました。
さて、そのコロナ禍も、今年5月に２類相当から５類に移行しました。
外出・旅行も確実に前年増を示していると言われています。日本へのインバウンドも明らかに増加しています。人流が動きました。
前述のスポーツ観戦だけでなく、経済面で大きな変化をもたらしてきているのですが、物価上昇も重なり、社会や人々の生活の活性化に直結しているか？については、明確な実感を持つまでにはまだ時間を要しそうです。
世の中は動いています。
マーケティング・リサーチ分野も転換期と捉えます。最新技術導入によるリサーチ領域の拡張や、そこに向けた人材の育成の必要性等、次世代への流れは待ってくれません。
情勢が変化しているときだからこそ、実態を的確に捉えること、その積み重ねによる今後予測への発展から次の動きを支援できる事業へと、（リサーチからインサイトへの展開を見据えて）我々業界は成長していくことが必要となってきます。
新たな時代の新たな概念展開を、来年はよりドライブをかけて進めていけたら、そして日本マーケティング・リサーチ協会もその支援が出来たらと思います。
皆様にとって、来年も良い年となりますように･･･
掲載日：2023年12月19日