上表を眺めていただくだけでわかるように、確立された(=伝統的な)市場調査領域の企業は成長率がマイナスか、よくても1桁にとどまっています。対して新セグメントの企業は、その多くが2桁の成長を遂げ、中には30%台というところも見られます。これらはインサイト産業が全体として、M&Aを含めてまだまだ多くの投資を呼び込んでいることに裏付けられています。こうした波に乗れるのか、あるいは飲み込まれるのか、日本だけが無縁でいられるとは思えません(折しも9月6日に、インテージがNTTグループ入りすることが公表されました)。今後も当分の間、世界の動向を注視していきたいと思います。
国際潮流シリーズは、次月以降も以下のテーマで連載予定です。お楽しみに。
- ESOMAR GMR 2023レポートから
- APRC 2023 in Mongolia(ウランバートル)
- ESOMAR APAC 2023(シンガポール)
以上