キャリアアップ委員会 委員長 小島 賢一
当委員会は、JMRAがかねて取り組んできたリサーチ・スキル中心の研修を拡張し、主にマネジメント系の教育研修体系を確立することを目指しています。第一弾となった、業界の次代を担うリサーチ・マネージャーの育成を図るための少数精鋭の『マネージャー育成講座』は、たいへん好評をいただいています。(5月31日開講:2023年春季講座の参加者募集中です↓)
https://www.jmra-net.or.jp/activities/seminar/2023/20230531.html
2023年度はさらに枠を広げ、「リサーチャーのDX/リスキリング推進シリーズ講座」を開講します。初回(6月7日)は、最近話題のChatGPTをはじめとする生成系AIの活用策について、皆さんと一緒に考え、検討していく機会をご提供します。なお、このシリーズ講座では一般(主に文系出身)のリサーチャーを対象として、現場業務のDX推進に役立つツールを紹介しつつ、重要なコンテンツやヒントを提供することを目指しています。エンジニアやプログラマの方々向けのテクニカルなお話は登場しませんので、あらかじめご了承ください。(詳細はこちら↓)
https://www.jmra-net.or.jp/activities/seminar/2023/20230607.html
また、スポット的なテーマにも対応し、去る2月2日には国際的に著名なレイ・ポインター氏(2023~2024 ESOMAR会長)をお招きしてワークショップ「ストーリーテリング講座」を開催しました(↓)。
https://www.jmra-net.or.jp/activities/seminar/2022/20230202r.html
GPTモデル登場の衝撃により、私たちのリサーチ業務も大きく変わる(であろう)ことが予想されています。幸い、来たる5月8日をもって新型コロナウイルス感染症は「5類」指定に変更され、対面式を含む研修等のあり方にも多様性が復活するものと思われます。JMRAの教育研修についても、新しい時代に対応した形態や内容を追求していく所存です。
- 環境変化に対応した、オンライン、対面、ハイブリッドの教育研修体系を確立すること
- 世界に学び、近接領域の成果を吸収し、必要スキルの拡張を図る内容とすること
- 毎年、一定の比率でコンテンツを更新していき、先進性を維持すること
を継続的な目標と定め、引き続き学界や関連業界の方々の協力も得ながら推進して参ります。
会員社の個別ニーズに応じた『カスタマイズ講座』の開設を含め、リサーチャーのキャリアアップに必要な各種講座の拡充を進めていきますので、ぜひご意見・ご要望などをお聞かせください。
掲載日
2023.4.18